宮若商工会議所青年部

『感謝』

　昨年度、宮若商工会議所青年部は創立40周年を迎えました。
　半世紀にも渡り、先輩方が紡いでこられた地域への想いや歴史を今生きる私たちは次代に繋いでいく役割があります。その先５０周年、１００周年と続くように先輩方が、４０年築き上げて来られた歴史に敬意を示すとともに支えてくださった地域の皆様や行政の方々に感謝し、これから先、宮若商工会議所青年部が進んでいく未来へのビジョンを明確に伝えられるようそして古き良き時代を忘れないよう宮若ＹＥＧを新時代へ繋いでいきたいと思っております。
　昨年開催された４０周年記念式典では小数精鋭ではありますが、会員の仲間と力を合わせ作り上げた大きな会場、大勢の前で副会長として初めて壇上に立ち「綱領の朗読並びに指針の唱和」を読んだ事で入会当時の自分と比べると、大勢の前で堂々と喋る力や自分を表現する勇気が、ついてきたのだと気付きました。これも協力してくれる仲間や家族の支えがあったからこそ、成長できたのだと感じております。
　私が今年度、会長として次代へと繋いでいきたい事の一つとして「地域社会との関りを軸にした今までにない新しい事業」があります。
　１０年程前は、会員も沢山おられ、活気溢れる先輩方の背中を見てきた事で、古き良き時代を伝承しつつ、理事会の有り方、懇親会のやり方そして、かつてあった活気思い出すような取り組みを行っていきたいと思っております。会員の皆が笑顔で沢山の意見が飛び交い、交換できるような楽しい宮若ＹＥＧにしたいと思っております。その為には、今私たちが向き合わなければならない問題として会員の減少を防ぎ、さらには拡大していかなければならないと思っております。ここ最近、宮若市にも市外から来られた方々も含め若い世代の経営者の増えて来ております。ポジティブに考え大きなチャンスだと思い世代、地域、環境を超えて、僕らが宮若市の発信になるような交流の場や意見交換をする場を積極的に創っていきたいです。
　現状維持だけでは、青年部会員の減少が進み想いを実現する力も衰退してしまいます。そうならないために、まずその先駆けとしてまず宮若ＹＥＧの「組織力の強化」を最重要課題の一つとして取り組んでいきたいと思っております。
　会員の勧誘の有り方、方法を再検討し地域の枠組みを超えてエリア拡大、行政との連携強化などにより専門的に取り組みたいと考えます。
　更に、後進の育成にも取り組んでいきたいと思っております。自身の経験や考え、先輩方から受け継いだ青年部魂をより分かりやすく、経済人としての気概を含め私なりに伝承することが大切な使命だと考えております。
　その為には、今回スローガンに掲げております『感謝』の気持ちが必要です。
　感謝することで、相手を思いやる温かい気持ちが芽生え、会員皆が思いやりの気持ちを持てば周りの人たちも心豊かに、それがまた地域の方々の皆様に連鎖していき会社も共に成長していくものと考えております。
　これまで出会ってきた宮若ＹＥＧの方々、また尽力くださった全ての方々への感謝の気持ちを忘れず責任をもって一年間務めてまいります。
　以上、会長所信表明とさせていただきます。